〜日記〜

 ○月 □日 水曜日(晴れ)

今日も、何もなかった。
代わり映えのしない一日が過ぎてゆく、退屈だ
もっと、こう非日常的な刺激が欲しい。

僕は幽霊やUFOみたいなオカルトが好きなんだ!
それが実在することも知っている
学校の不良、下等生物にはこの素晴らしさが分からないんだ。
それを知っている僕のことが怖いからいつも無視したり暴力を振るう
はは、そうだ、僕はあんなやつらなんかよりずっと上の存在なんだ!

そうだ、今度呪いを試してみよう、あの下等生物たちに思い知らせてやるんだ
この事故死するってやつがよさそうだ。
でもいきなり実践は怖い、何かで実験をしてみようと思う。

今日は素晴らしいアイデアが出た、気分がいい、
この気持ちが壊れぬうちに寝よう、

 ○月 △日 木曜日(晴れ)

また学校で下等生物に振り回された。
ほんとに可哀想なやつらだ、僕に、オカルトや超常現象に対してこれで対抗したつもりでいる

それよりも呪いを試す人物が決まった。
同じクラスでいつも一人でいる女子だ、あいつなら俺にはまったく関係ない
決まりだ。

本によれば対象の一部が必要不可欠だ、明日どうにかして髪を取ろうと思う。

さて、今日はもう風呂に入って寝よう。

 ○月 ○日 金曜日(曇り)

突然だが、天気が操れればいいと思う。
そうすればいつも雨にするのに、今日の天気を見ていてつくづく思った。
しかしそんな簡単にはいかないものだ。
本には操る魔法も書いてあったけど必要なものが高価なものばかりでやめた。

そんなことよりあいつの一部をどう取ろうか、髪なんかがすぐに落ちてると思っていたが甘かった。
他人の物と見分けがつかない。
これでは誰を対象にかけるのか分からない、経過も見れないから困る。
まったくアイデアが浮かばない、どうしようか、、、

いい、今日はもう寝る。

 ○月 ×日 土曜日(晴れ)

昨日曇りだったから今日こそ雨が降ると思っていたのに、学校が休みだったから採取もできなかった。
でも下等生物どもと会わなくてもいいのはうれしかった。
休日の過ごし方なんてネットサーフィンか読書だけだ。
書くことがない、もう寝る。

 ○月 ○日 日曜日(晴れ)

書くことがない

 ○月 □日 月曜日(曇り)

朝曇っていたから雨が降るかと思っていたが降らなかった。
でも今日はいい物が見つかった、あいつの机の上に髪が落ちていた。
これでやっとあれが試せる。
だからさっき試してきた、部屋の中から煙がなかなか出て行かないのが不愉快だ。
しかし、この実験が成功すれば大きい、このくらいのことはいい。
明日からのあいつの様子が楽しみだ。

 ○月 △日 火曜日(雨)

今日は雨が降ってくれた。
素直にうれしい、下等生物どもは雨が嫌だとか言っていたがこの良さが分からないなんて馬鹿なやつらだ。
にしてもあいつに変化がない、なぜだ、まぁ、いい。そのうち何か変化があるはずだ。
学校だけでなくもっと様子を見たい。
今度家を調べてみよう。
ただしバレないように

 ×月 ○日 水曜(晴れ)

雨は一晩で止んでしまった。
もっと続いてくれればいいのに。
まぁ、いい。
それより今日はあいつがぼんやりしていることが多かった。
やっと成果が出てきたみたいだ。
何かぶつぶつ言っている。
今日はチャンスだと思ってあいつの家までついていってみた。
家は分かった、普通の家だった、

 ×月 ○日 木曜日(晴れ)

今日もあいつは授業も上の空でどこか中を見ていた。
なるほど、これはまず集中力を無くすのか、だから事故にあう。
効果は出ているようだ!やった!!
このまま成功したら次はやつらだ!!

 ×月 ×日 金曜日(晴れ)

ヤバイ!目が合ってしまった!!
あいつと目が合った!!
このままじゃバレる!!!術をかけたのがバレたら僕に術が帰ってくる!
それだけは避けたい、幸い見られただけだ気付かないだろう、でも、でも、
どうする、どうする、どうするどうするどうするどうする・・・・

 ×月 □日 土曜(雨)

どうする、もう殺すしかないか、どうするどうするどうするどうする、
でもまだ気付くと決まったわけじゃないんだ、気付かないかもしれない。
そうだ、月曜まで待とう、大丈夫だ、絶対大丈夫だ。
雨なのに気が重い、せっかくの雨なのに。

 ×月 △日 日曜(晴れ)

殺るなら方法は、できれば事故に見せかけたい、交通事故、放火・・・・・
どうするどうするどうするどうするどうするどうするどうするどうするどうする
どうするどうするどうするどうするどうするどうするどうするどうするどうする
どうするどうするどうするどうするどうするどうするどうするどうするどうする
どうするどうするどうするどうするどうするどうs・・・

 ×月 △日 月曜(晴れ)

生きてやがった!!
今日も学校に来てた、やっぱろ早く殺しておくべきだったんだ。
放火は検挙率が半分もいかないらしい、やるならこれだ。
でも、いや、迷ってる暇はない、行くしかない、

 ×月 ○日 火曜(晴れ)

放火をしてしまった、ヤバイ、潰れそうだ。
警察とかそういうレベルじゃない、誰もが僕を見て、僕を疑ってるように見える。
部屋から出られない、窓の外の話し声すら恐ろしい。

 ×月 ×日 水曜(曇り)

もう誰も信じられない、何もない。

 ×月 □日 木曜(雨)

ハハ!
今日はなんて日だ!!
僕の前に死神が現れた!!
やっぱり実在したんだ!
死神によれば死神が見える僕は特別らしい、すごいじゃないか!!
ハハハ!!そうだ!ぼくは特別なんだ!!


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